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出た!
仁也のなんでなんで攻撃!
これしつこいんだよねι
「ねぇなんでなんでなんでぇ?なんでかえないにょ?」
ほらねι
「おととは売ってないのι」
「どーしてうってないにょ?」
「売ってないモンは売ってないの!」
「なぁんで?」
ね?しつこいでしょ?ι
子供って面白くって
「なんで空は青いの?」
とか
「どうして雲は空を飛んでるの?」
とか。
大人になると忘れたり普通と思ったりしてることが子供にとっては不思議でしょうがないみたい。
だから質問されてなんでたろうって真剣に考えたりする事がどんどん楽しくなってて、子供と考えると楽しいんだ。
仁也が考えた答えは
「あっわかった!空が青いのはきっと神様が青い絵の具を塗ったからだ」
だって
大人だったら
「そんなはずないだろ~」
って思うけどι
たまに出す答えが
「あぁこの子はこういう考えをするんだ」
って思わせてくれるんだ。
「着いたよ!」
あっ色々考えてたら着いたみたいι
荷物はそのままで仁が仁也を抱っこして先歩いて、なんかいいなぁ~
いつも見てるけど『親子』って感じがするこの後ろ姿を見るのが好きでいっつも少し後を歩いてる俺。
ドン
『急に止まんないでよι』
「わりぃιほら」
顔赤くしながら空いてる手を差し出してくれた。
もちろん握る。
中に入って診察券と保険証を出す。
あれι
診察券………ι
あれぇ?
「和也?」
『診察券がないι』
「えっ?仁也ちょいあそこいっといで?」
仁が指指したのはプレイルームって書いてあるとこ
「わかっちゃ!」
仁也はたまに『た』が言えない時があんだよねι
「あっあったよ?」
『どこにあった?』
「カード入れのなか」
『ありがと(⌒~⌒)』
仁が見つけてくれた診察券を看護士さんに渡して、仁也が見える位置に座った。
「ぱぱ~これよんで?」
仁也が持ってきたのは『桃太郎』
「むかぁしむかし、あるところになかまるとたっちゃんがいました。」
なかまるとたっちゃんってι
「なかまるは森へ芝刈りに、たっちゃんは川へ洗濯にいきました。」
たっちゃん洗濯機回せるの?
(たぶんつかえるわ
byたっちゃん)
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