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「聖斗こっちーっ」
『引っ張らないでよっ』
「だって聖斗が来ないからじゃんっ」
『別にいいでしょうっ』
なんで卒業した日にまで、ことりと喧嘩してるんだろうか…
ことりのテンションには、本当についていけないよー‥
「聖斗っ、聖斗ってばーっ」
「聖斗、行ってあげたら?ことり連れて行きたがってるし」
「ほら、樹音ちゃんも言ってるよっ」
樹音、余計なことを…
『わかったから引っ張らないで』
「わーいっ!」
テンションをハイにして、ことりは樹音に大きく手を振って、僕の背中を押した。
そして連れて来られた場所は、大きなスタジオ。
そこは誰もいなくって、ガランとしてて、静かだ。
ここに何か用事?
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