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「ねぇ、翼。今年終わっちゃうわね」
『ああ、そうだな』
樹里亜とフージャの皆を見渡しながら、思い出話をしていた。
どこか寂しくて、どこかぽっかりと穴が空いていて、悲しくて、辛い。
せっかくこのフージャに慣れて、皆と仲良くなって、力を合わせることの大切さを知ってきたのに…
「翼、そんな悲しそうな顔しないで」
悲しそうな顔…?
『俺、そんな顔してた…?』
コクンと頷く樹里亜。
そして、ふわっと笑って、瀬南と遼が話している所や、ジーナとあかりが笑い合ってる所に目線を向けた。
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