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『だけど楽しかった。悔いはないよ』
皆をまとめることは簡単なことじゃない。
でも、皆と力を合わせて頑張ることは、ただただ楽しかった。
「ふふ、そうね。私も楽しかったわ」
切ないような、輝いてるような、そんな瞳で皆を見つめる羅夢。
そんな羅夢の目線の方に、僕も目を向けた。
すると、悲しみに暮れた瞳のベンと目が合った。
『ベン…』
「……こっちに呼ぶ?」
僕が心配なのを察してくれた羅夢がそう言った。
ううん、察しただけじゃない。
羅夢も心配だったんだよね?
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