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その子の肌は真っ白で体は痩せこけていてとても生きているように見えなかった。
その子の顔を見ようにも長い黒髪が邪魔をしていて見れなかった。
するといきなり隣にいた女子はせきをし始めた。
その様子はとても苦しそうだった。
大丈夫?
ってそんな場合じゃないっつーの!
亜「あっ!…ふっ…」
そろそろ私に限界が近づいてきたようだ。
するとどこからか風が吹いてきて、私は恐怖で震え上がった。
隣にいる女子の顔が見えたからだ。
その子の顔はせきをしている行動とは別に口だけ笑っていた。
顔はひどく歪んでいて、人間と言えるところはなかった。
私はここにいるのは
“保健室で死んだ生徒だ”と悟った。
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