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その後、高いお寿司屋さんに向かう悠司を必死で阻止して安い回転寿司に行くことにした 悠司は嫌そうだったが、私は回るお寿司やさんがいい! そして、ご飯をお腹一杯食べ家に帰った 「お風呂先に入っていい?」 『どうぞ』 私は一番風呂が好き おっさんみたいだけど、私にとっては至福の一時だ お風呂に1時間近く、のんびりと入りパジャマに着替えリビングに向かった あれ? 悠司どこいったんだろ? リビングを見渡したが、悠司の姿は見当たらない まぁ、いっか! そう思い、テレビをつけてのんびりとすることにした 『…これ、何ですか?』 悠司はいつの間にか私の背後に立って、笑いを堪えている 悠司の手には、一枚の紙… あっ! あの作戦の紙!? 私はすぐに奪い返そうとしたが、悠司は持っている手をひょいと上げた為、取ることは出来なかった 『…わざわざ紙に書くほどのことですか?』 悠司は、思い切り馬鹿にしたように笑っている 悔しさと恥ずかしさで、顔を真っ赤にしながら悠司を睨む 悠司はそれでも気にせず、笑っている 「返してよっ!!」 精一杯、迫力を出して言ってみた だが、効果は全く無いようだ .
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