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『それよりも、本気でさっきの作戦を実行するんですか?』
しばらく経って、何を思い立ったのか、ふと聞いてきた
「実行するよ?」
『もし、龍介くんはあなたのことを好きだったとしたらどうするんですか?』
龍介が私を好き?
…ないないないない!
これは、自信を持って言える
「絶対無いよ!」
自信満々で返事をする私
少し呆れた顔の悠司
『…無自覚』
こっそりと悠司はつぶやいたため、梨奈は聞き取ることが出来なかった
「…え?なんか言った?」
『いえ、何にも』
そう言うと、悠司はまた何事もなかったかのようにテレビを見始めた
急に変なこと、言いだすなぁ…
まぁ、この作戦は何と言われても実行しないと!!
そう思い、私は一人で闘争心を燃やしていた
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