36580人が本棚に入れています
本棚に追加
唇に柔らかい感触…
必死に抵抗するが、まったく動かずその間に龍介の舌が口内に入ってきた
「…んっ!」
体に力が入らない
それに、変に暴れては舌を噛んでしまう
もう、私はされるがままだ
しかし、そろそろ呼吸も厳しい…
龍介の胸を、多少大げさに叩く
しばらくして、やっと満足をしたのか私をそっと解放した
肩で息をし、なんとか呼吸を落ち着かせる
顔は、自分でも分かるくらい火照っている
直ぐ様、龍介を睨み付ける
しかし、龍介は満足気に笑っている
くそぅ…
この変態大魔神!!
悠司といい龍介といい、私の周りには変態しか居ないの?!
『ご馳走様でした。でも、これくらいはさせてもらわないと俺も割りに合わないからね』
そこを突かれると、文句を言うにも言えなくなる
「これで、もう解放してくれるの?」
今回のキスはものすごーく嫌だが、これで問題が解決するならそれはそれで良いかもしれない
『…何言ってんの?』
はい?
特に、疑問に思われるようなこと言ってないですけど…
『俺、梨奈ちゃんが付き合ってくれるまで付きまとうからね?』
.
最初のコメントを投稿しよう!