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唇に柔らかい感触… 必死に抵抗するが、まったく動かずその間に龍介の舌が口内に入ってきた 「…んっ!」 体に力が入らない それに、変に暴れては舌を噛んでしまう もう、私はされるがままだ しかし、そろそろ呼吸も厳しい… 龍介の胸を、多少大げさに叩く しばらくして、やっと満足をしたのか私をそっと解放した 肩で息をし、なんとか呼吸を落ち着かせる 顔は、自分でも分かるくらい火照っている 直ぐ様、龍介を睨み付ける しかし、龍介は満足気に笑っている くそぅ… この変態大魔神!! 悠司といい龍介といい、私の周りには変態しか居ないの?! 『ご馳走様でした。でも、これくらいはさせてもらわないと俺も割りに合わないからね』 そこを突かれると、文句を言うにも言えなくなる 「これで、もう解放してくれるの?」 今回のキスはものすごーく嫌だが、これで問題が解決するならそれはそれで良いかもしれない 『…何言ってんの?』 はい? 特に、疑問に思われるようなこと言ってないですけど… 『俺、梨奈ちゃんが付き合ってくれるまで付きまとうからね?』 .
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