7.

14/29
前へ
/338ページ
次へ
『…あ、それより』 「ん?」 『晩ご飯、作ってくれました?』 ……全く忘れてた というよりそれどころじゃなかったし、うん 「忘れてました、ごめんなさい」 『今日も食べに行きましょうか。龍介くんも一緒にどうです?』 龍介も来るの?! また、色々聞かれたらどうしよう… 『じゃあ、お言葉に甘えて』 はい、やっぱりそうなるんですね 仕方ない…頑張れ、私! 『2人も、制服ですけど着替えますか?』 「うん、着替える」 『俺、服持って来てないです』 直接来たからね、龍介は! 『それなら僕の服を貸しますよ?』 『じゃあ、お言葉に甘えて』 どうやら、悠司の服を着ることになったらしい 悠司と龍介は着替えに向かったので、私も急いで自分の部屋に向かった クローゼットから適当に服を取り出し、素早く着替えリビングに戻る 部屋の中で、もう悠司と龍介が待っていた 「…うわぁ」 髪型や顔は違うが、やはり2人共かなり整っている 体系はまじまじと見たことがなかったが、2人も長身で手足も長い なんだか、龍介の事で妬まれるのも分かった気がした そして、改めて気付く 最近私は、周りから羨ましがられるようなぁ高嶺の花に囲まれている… でも、何で私なんだろう? つくづく不思議で仕方ない… .
/338ページ

最初のコメントを投稿しよう!

36580人が本棚に入れています
本棚に追加