突然花嫁１８歳

７.

『見せ付けっすか？なんか、ここに居づらいんだけど……』

龍介の一言で、なぜか急に恥ずかしくなった

『…龍介くん以上に、僕のほうが居づらいですよ』

どうやら、悠司はまださっきの発言が恥ずかしいようだ

それにしても、悠司も龍介もこの性格ならそりゃあモテるよねぇ……

「何か、２人がモテる意味がわかったよ！」

私はこの空気を少しかえようと、笑顔で言ってみた

すぐに私の方を見る、悠司と龍介

……何か間違えた？

『………俺、諦めるのを諦めるわ』

『…龍介くん、それは宣戦布告ですか？』

……２人の発言の意味がわからない

っていうより、諦めるのを諦めるって事は……諦めないっていうこと？！

「…え？何か間違えた？」

『…天然？わざと？』

『龍介くん？梨奈さんにそんな確信犯みたいな事、出来るはず無いでしょ？』

…いまいち話についていけない

私は黙って首を傾げる

『…自重しろ！』
『…自重して下さい！』

２人は声をそろえて、同じことを言う

話についていけない私は、納得は出来ないが一応頷いておいた

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