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『そうと決まれば、早くしましょうか』
『そうだね。どうゆう順番でする?』
『二日ごとに交代で、梨奈さんがどちらかを好きになったら終了でどうです?』
『いいよ。でも、一緒に住んでるのは卑怯じゃない?』
『じゃあ、この期間は僕は実家に帰ります』
……そこまで決めるほど、真剣な賭けなの?
それに、一緒に住んでるけど特に何かあるわけじゃないし……
『じゃあ、明日から!どっちが先にする?』
『龍介君からでいいですよ』
『じゃあお言葉に甘えて、明日は俺からね?』
何だか人生最大のモテ期到来?
しかも相手は両方、イケメン……
今の私、最高に妬まれる標的だよね
あぁ、龍介のことでただでさえ目立ってるのに何だか嫌だなぁ
まぁ、こんなことで悩めるなんて贅沢な悩みなんだけど…
何だかホントに、最近色々ありすぎて現実味が無い
『また何か考えてるんですか?』
悠司に話しかけてられ、現実に戻る
どうやら、最近は一人の世界に行くのが癖になっているみたいだ…
「ううん、なんでもない」
『じゃあ明日からよろしくね、梨奈ちゃん?』
私はしぶしぶ頷いた
そして、なんやかんやと食事を済ませ私の濃い一日は終わった
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