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龍介に腕を引かれたまま、電車に乗りこんだ 『梨奈ちゃんの好きなタイプってどんな人?』 突然の質問に、少しドキッとする… 「優しくて、包容力のある人かな」 言いながら、自分自身恥ずかしくなった 『それって、俺は当てはまるの?』 「……まぁ、多少なら?」 『あんまり当てはまらないんだ……』 そうゆうと、あからさまにしょんぼりしだした 「大丈夫だよ!まぁ、それにタイプと実際に好きになる人は違うし!」 すると、龍介はこちらを向いたかと思うと妖しく笑っている 『そんなに必死に言うってことは、俺の事を好きになる可能性も十分あるってことなの?』 ……何であんなに必死に否定したんだろ? 『…俺、頑張るからね』 そうゆうと龍介は、すごく嬉しそうに笑う それを見ると、私自身まで何故か幸せな気分になった いつもと違う、自分自身の心の変化に私はまだ気付かなった…… .
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