8.

9/38
前へ
/338ページ
次へ
『ねぇ、梨奈ちゃん?』 急に、真面目な口調で話されてドキッとする 「…ん?」 『明るい話じゃないんだけど………俺の子供の頃の話、聞いてくれる?』 突拍子な発言にきょとんとして、龍介を見上げる すると何故か少し、切なそうな笑顔でこちらを見ている その顔を見ると、軽い話ではない事は確かだ…… きっと、普段は全く見せないの龍介の部分 聞いてはいけない気がする……だけど、龍介が話してくれるなら聞きたい! 私は、決心をして頷いた 「……私で良かった、話してくれる?」 すると、その返事に龍介は少し安心したように笑う そして軽く呼吸を整えると、話を始めた…… .
/338ページ

最初のコメントを投稿しよう!

36579人が本棚に入れています
本棚に追加