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パニックになりながらも、何とか救急車を呼び病院に向かった 『……家族は他にいらっしゃりますか?』 担当医と思われる男性は、突然深刻な面持ちで俺に話し掛けてきた 『……俺と妹だけです』 2人の間に流れる、重苦しい空気 『……お母さんが倒れた原因は、まだはっきりと分からないのでこれから入院して検査になります。ですので、入院の準備をよろしくお願いします』 『…わかりました』 子供の俺に言っても、仕方ないと感じたのかそれだけ伝えると医者は去っていった 俺はいったん家に帰り、必要と思う全ての物をカバンに詰め込みもう一度病院に向かった .
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