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一人で考えたって解決する事もなく、落ち着くと病室に戻った
『……龍介、先生にお母さんの病気のこと聞いたんでしょ?』
『…うん』
俺の返事を聞くと、母さんはやさしく笑って俺の手を包むように触った
『龍介にお願いがあるの……聞いてくれる?』
母さんの頼みなら、俺に出来ることなら何だって聞く!
そう思い、力強く頷いた
『よかった……あのね、前お母さんのお母さん、要するにお祖母ちゃんに会ったの覚えてる?』
『うん、覚えてるよ』
『……この住所がお祖母ちゃんの家なの。お祖母ちゃんにお母さんの病気のことを伝えてほしいの。そして、会いたいって伝えてほしい』
そういうと、俺に紙を渡した
そこには、家の地図と住所と名前が書かれていた
『……わかった』
俺は、力強く頷くと母さんは安心したように笑った
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