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「もう寝るの？……と言うより、お風呂入りたいんだけど」
『俺はお風呂入ったし、梨奈と悠司は自由にどうぞ』
自由にどうぞって言われても、泊まるつもりで来ていないため着替えも何も持っていない……
でもお風呂は入りたいし、着替えだってしたい！
「……悠司、着替えとか持ってきたの？」
『はい、泊まりですから』
そうだよね、計画者だもんね
泊まりならば一言、言って欲しかった！女の子からの切実な願いだよ！
『梨奈さんの分も用意できてますよ？今日の昼間に、一旦家に帰って準備したんで』
「おぉ！悠司って、やれば出来るじゃん！」
私は予想外の展開に、一気に機嫌が復活した
『……ということで、一緒にお風呂でも入りましょうか』
「無理！……ということで、の意味も分からないし」
何でもかんでもそっち方向に進めようとするなんて……やっぱり悠司は変態だ
『僕は用意をしたんですし、お礼くらいしてくれてもいいですよね？』
『梨奈、一緒に入ったら？寧ろ、３人で入る？』
質が悪い事に、お兄ちゃんまで便乗してきた
男はみんな変態だ……最近つくづく実感する
「お礼は別のことでするから、一人で入る！」
そう言うと、悠司から鞄を引ったくるように奪いお風呂場へ向かった
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