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「それより、悠司に聞きたいことがあるんだけど!」 向こうは酔っているみたいだから、いつもより少し強気で言ってみる 『……何?』 「鞄の荷物というか……下着とかも悠司が入れたんだよね?」 ……今更ながら、恥ずかしい 言いながら、顔が熱を持ち始めているのを感じる 悠司は私の問い掛けに返事をせず、じっと私の顔を見ている すると急に、にっこりと子供のような純粋な笑顔になる 『うん、俺の趣味……それに、下着を見るのなんか初めてでもないし』 悪怯れもなくあまりにさらっと言われ、逆に拍子抜けした気分になる それに悠司は慣れてても、こっちは慣れてないっていうのに…… 『そっかぁ、それも梨奈さんにとっては重要なんだ。これでも俺、ちゃんと大切にしてりつもりだけど?』 そう言うと真顔で私を見つめ、一気に距離を近付けてくる いつもとまた違う態度に、私はよりどぎまぎする でも、今ならいつもは聞けない悠司の本音が聞けそうな気がする ……これはある意味、物凄いチャンスなのかもしれない! .
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