9.

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『おいで……』 ベッドを叩きながら手招きする 分かっていたけど、恥ずかしい!こんなの、恥ずかしすぎる! 『仕方ない……』 私の様子を見兼ねたて、腕をぐっと引っ張り引き寄せる ……かなり近い 今日は、何だか寝れる気がしなくなってきた だってこんなの、私はこんなの初めてだし…… 「ねぇ、近すぎない?」 いくら端によっても、どこかしら体が当たってしまう 『大丈夫。早く寝なよ』 そう言うと、私を引っ張って無理矢理寝転ばせる 『明日も出かけるから、ちゃんと寝ろ。おやすみ』 そう言うと、悠司は目を閉じ完全に寝る態勢に入った こうなれば、寝るしかない 大丈夫……私なら大丈夫 そう自分に言い聞かせ、私も一生懸命寝ることに専念した .
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