36580人が本棚に入れています
本棚に追加
落ち着こう…
落ち着こう、私
ということは、私は名門家のお嬢様?!
『まぁ、そのことはいいとして、取りあえず家に入りましょうか』
悠司に声をかけられ、やっと一人の世界から戻ってきた
そして、悠司が中に入り私も続いて中に入った
いつ準備をしたのか、きれいな新居には、もう家具が揃っていた
取りあえず、旅行で疲れているためソファーに座ることにした
悠司はキッチンでコーヒーを、入れているようだ
のんびりとしながら、部屋を見回す
大きなテレビ、綺麗なキッチン、豪華な絨毯…
どこを見ても、私の家だと思えるような場所はなかった
まさか、あの時の警察官と結婚するとはなぁ…
警察官っ?!
私は急に、あの日の悪夢が蘇った
顔合わせの時はしらを切られたが、あの日の警察官は絶対に悠司だ!!
絶対に問いただしてやる!!
そう思い、悠司がコーヒーを飲んでいるテーブルへと向かった
.
最初のコメントを投稿しよう!