36580人が本棚に入れています
本棚に追加
悠司の目の前にいき、精一杯の険しい顔をする
それに気付き、悠司は不思議そうな顔をした
「ねぇっ!」
『何ですか?』
「クラブで私と、会ったことあるよね?!」
『はい』
予想外にサラっと認めた…
それに対して、逆に私がびっくりした
「じゃあ、何で顔合わせの時に初めましてって言ったの?!」
これでどうだ!
『あの場でクラブの事を言えば、恥をかくのはあなた自身ですよ?』
…私の為にって事?
「そうだけど…」
『まぁ、第一の理由は説明するのが面倒だったんですが』
やっぱりそういう事か
そう思い悠司の方を見ると、何故か恥ずかしそうな顔をしていた
「え?何か、恥ずかしいの?」
『どこを見て言ってるんですか!もう、まったく』
と言うと、ほんのり顔を赤くして頬杖を付き目線をそらした
どうやら、何かに対して照れているみたいだ
初めて弱点を掴んだような気がして笑うと、悠司は不機嫌そうに睨んできた
.
最初のコメントを投稿しよう!