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そんな会話をしている内に、区役所に着いた すぐに車から降り、中に入った 待ち時間は無く、受け付けにすぐに向かい提出した 『おめでとうございます』 受け付けのお姉さんに言われ、頭を下げ区役所を出た あまりにすぐ済んだため、全く実感が湧かない 「…私達、結婚したの?」 『はい。わざわざ聞かなくても、たった今しましたよね?もう、記憶に無いですか?』 「ありますよっ!ただ、実感が無いだけ!」 むきになって、返事をした 悠司はいつも、一言余計だ! 『そう言えば、結婚指輪まだですよね?』 「えっ?買うの?」 『一応、結婚しましたし』 まぁ確かにそうだけど… 『今から宝石店でも、行きましょうか』 「お金ないです!!」 そんな高いお金、払えない! 『僕の事、全く信用してないんですか?それくらい、払えます』 「奢り?」 てっきり割勘かと… 『奢りと言うか…まぁ、僕が払いますので、ご心配なく』 そう言われとりあえず納得し、車に乗り込んだ 『デザインは向こうに行って、決めましょうか』 「うん」 返事をすると、悠司は運転を始めた 横を見ると、やっぱり顔はかっこいい この人と結婚したのかぁ… そう思い、ぼんやりと顔を見つめていた .
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