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『サイズは何号ですか?』 「8号です」 答えると指輪を出してくれた 『どうぞ、はめてみて下さいね』 ゆっくりと薬指にはめてみた 可愛いっ! 大人っぽいけど、普段も付けられそう 『どうですか?』 「可愛い!」 満面の笑みで、悠司に答えた 『じゃあ、それにしますか。おいくらですか?』 『2つで140万円になります』 140万円?! 「他のにします!もっと安いのに!」 『あなたは黙って下さい。』 「でも、高いよ…」 『それをペアで、お願いします』 『…宜しいんですか?』 店員さんは困った様な、顔で私たちを見た 悠司はちらっと私の方を見た すかさず首を、必死に振る 『はい、それでお願いします』 そう言うと、クレジットカードを渡した 『…かしこまりました』 お姉さんは一瞬動きが止まったが、レジへと向かった 「悠司!高いよっ!」 『僕が払うから関係ないでしょ?』 …それでも、高すぎる! そんなことをしているうちに店員さんが、カードと指輪を持って来た 『ありがとうございました。こちらが商品でございます』 悠司が受け取り、店から出た .
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