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次の日、久々に学校に向かう 最近はかなり忙しかったため、学校に行くのは久々だった 家が学校から、そこそこ近いのもあり、あっとゆうまに学校に着いた 何だか変に緊張する 教室のドアを開け中に入ると、雅が目を輝かせながら走ってきた 『梨奈、久々っ!来るの、ずーっと待ってた』 そう言ってニコニコと、笑いかけてきた 可愛いなぁ… 「私も会いたかったー!」 そう言って雅と共に、私の席に着いた その後は、雅に聞かれ結婚式の話や旅行の話、指輪の話などを話していた 雅は興味津々で、目を輝かせながら聞いていた 『雅、梨奈の旦那さんみたいな人と結婚する!』 とまで言いだしたが 「ドSは大変だからやめといたほうがいい!」 と本気で止めたら、冗談のように雅は笑っていた しばらくして急に何かを思い出した顔をした 『…あのね』 「うん?」 何だか言いにくそうだ… 嫌な予感が頭をよぎる 『隣のクラスの龍介いるじゃん?』 「うん」 ん?龍介? 『毎日、梨奈が来てるか教室に探しに来てたよ』 「…え?」 そんなに怒ってたのかな?! どうしよう!! すると雅は急に、ドアの方を見てこっそりと指で差した 『あっ!ほら…』 私は急いでドアの方を見た そこに居たのは、いかにも不機嫌そうな龍介だった .
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