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「奈央、ジュース。」
買ってこいという意味。
私の彼氏は、超俺様。
だから、
たまには逆らってやる。
「イ・ヤ!たまには自分で行っ……」
言い終わるよりも早く、航(ワタル)は私の腕を引っ張り、無理矢理――…
「――ン…ッ!?」
無理矢理唇を重ねる。
シャツを引っ張ろうが、叩こうが…ビクともしない。
てゆーか、
ここ教室なんですけど!
十数秒、濃厚な甘いキスを交わした後、やっと解放された。
昼休みのこの時間、周りの視線が酷く痛い。
「――わ、航~!?」
顔を真っ赤にした私に、耳元で甘く囁く。
「…行かないと…もっと恥ずかしい事するよ?」
「―――ッ!//」
行きます。行きます!
ああ…もうっ!
お手上げですよ。
負け犬気分。
そんな私の後ろ姿は、周りから見たら…どうなの?
昼休みの日課
「俺から見たら可愛すぎ。」
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