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彼氏に振られたあの日。
もう一度恋をしよう。
そう思わせてくれたのは、紛れもないあなた。
「振られたぁ~…。」
「マジ!?」
「ちょっとぉ。人がへこんでるのに…。何で笑顔なのよっ!」
いくら普段ケンカ友達って言っても、ひどくない?
「や、ゴメン…泣くなってー!」
わしゃわしゃと、
乱暴に私の頭を撫でる。
知的な雰囲気を纏う…好きだった先輩とは違う、少し荒れた手。
日焼けした肌。
「…そりゃ…俺は嬉しいもんよ…。」
ポツリと呟くあなた。
ばぁか、丸聞こえ。
振られた日
「いつ告白しよっかな」
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