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「ごめん遅れた!」
8時10分、ロビーに空が遅れてやって来た。そこには翔と栄汰がイライラした様子で待っていた。
「おせーよ空!!」
「わりわり!…あれ?唯は?」
「知らねぇ。まだ来ないな」
「え?」
唯がいない。
だがら翔達もそわそわしてるんだ。
陽希のことがあるから………
「……心配だな。
まぁとりあえず待つか…」
9時を回った。しかし唯が来る様子は無い。何故だ?空達のそわそわは最高に達していた。そしてだんだんと現実が見えてきた。
唯は―――――
「行くぞ」
「「ああ!!」」
空達は寮から走り出た。
唯は―――恐らく、出られない状況に陥った。
それを救えるのはそれを知っている自分達だけ。空達は闇雲に走り出した。
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