思いやり

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思いやり

馴れ合いになるほどに、それぞれが、思いやりの心を忘れていったのかもしれない。  言わなければならない言葉を言わなくなり、言わなくてもいい言葉を言ってしまう。  他人には見せない自分を、平気で見せて。 本当は… 馴れ合い=思いやりがなくなることなんかじゃ、決してないのに。 近くにいるからこそ、互いを思いやらなくては、いけないのに。 ママゴンは考えた。  サテ、ドウシタライイモノカ。 考えながらも、日々に終われ、問題は次から次へと発生した。 イソガシイッタラ、アリャシナイ。 このままでは… ママゴン、マルニ!?  マルニだって、経験だ。  「何事も経験だけど、一旦立ち止まって考えてみるかぁ~」 ママゴンが、そう思った矢先の出来事だった。
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