孤独

6/7
前へ
/175ページ
次へ
サッカーの母親達の中に入っていけない千由里は 夫には仕事で普段できない家事がしたいと言う事と朝から夕方までの練習の見学は夏は暑くて冬は寒い… 当然だか身体もキツいことを相談した 夫は即答した 「俺達だけで行ってくるからお前は家に居ろよ、弁当だけ頼むよ」 明るく言った そう、夫は今 子供達とサッカーへ行くことを何よりも優先したかった サッカーにのめり込んでいく夫の中には 千由里の存在さえ薄れていった そう察する以外 受け取りようのない突き離した千由里への言葉と態度だった
/175ページ

最初のコメントを投稿しよう!

248人が本棚に入れています
本棚に追加