序章

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キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン~ 終業のチャイムが鳴り響く。 本編の主人公高瀬飛鳥(♂)14歳中学3年生は学校の裏にある神社へと向かっていた。 暖かい春の陽射しと心地好い風に桜が舞い散っている。 『スゲー緊張するよ』 彼の鼓動は高鳴りをあげていた。 大通りを渡らなければ神社にたどり着かないので、信号を待ちながら彼は呼吸を整えていた。 ふと彼の目にボールで遊んでいる子供の姿が飛び込んでくる。 『危ないなぁ』 信号が変わり彼は男の子の方へ向かって行った。 「ボウズ危ないから神社で遊びな」 男の子はコクンと頷く。 彼は神社の境内に続く階段を昇ろうとして振り向くと……………………… ボールが道路の方へ転がっていく。 男の子はボールを取りに行こうとする。 プァ~ンとクラクションが鳴り響く。
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