序章

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『まぢかよ』 男の子は迫ってくる大型トラックに気が付かない。 彼はとっさに男の子の方へ駆け寄った。 そして男の子をかばうように抱きしめる。 次の瞬間彼達は宙に浮いた。 どぉ~んと言う音と共に。 『俺…死ぬのかな?』 「きゃーっ」 薄れゆく意識の中で微かに彼の同級生が見えた。 『あ…沙也夏………………そうだ。今日告白するんだっけ……………………し…しに…死にたくない』 彼の意識はそこで途絶えた。
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