1章-紗木。

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ミ~ンミンミンミン……… まだ6月だというのに、早くも蝉が鳴き始めた。 紗「……うっせぇ………」 そんな慌てんぼうな蝉を欝陶しく感じつつ、防音の設備が調った音楽室を羨ましく感じる今日この頃。 俺、紗木 叶は自室で睡魔と懸命に戦っていた。
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