朝、君に恋をした。

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私の耳を通り抜ける、ホームに響くアナウンス。 何で、ここにいるの? だんまりだった私を見ているのが、俯いていても分かった。 『―――電車来ますよ?』 そう言ってあなたは、ホームを指差す。 『――あ…!あのっ!』 裏返った私の声。 『――はい…。』 『――お話が…。』 あります。 『――俺も、話したい事があります。』 ――ガタン…トン… 電車が、ホームに入ってくる。 .
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