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誕生日2
俺の街から隣の隣の街のバイクを譲ってくれると言う農家の家に着いた
「こんにちは バイク取りに来ました」
中からおじさんが出て来た
「オヤジさんに負けたよ、10万でいいよ、納屋に止めてあるから」
お金を渡し、書類を貰って納屋へ行った
「おおっ~!!」
この間は納屋でホコリかぶって薄汚かった、今日は綺麗になっているステンレスの集合が輝いていた
「息子が洗ってエンジンかかるようにしておいたんだよ、後、一回事故で前やってるからって、ちゃんと直してあるからって伝えてくれって」
「はい!ありがとうございます」
俺はエンジンをかけた
いい感じで回っている
俺はしゃがみ込んでエンジンとタンクのとこを撫でて感無量になった
「俺のCBR………」
目をつむってそう心の中で言った
「じゃあ 行きます ありがとうございました」
「気を付けて帰りなさいね」
「はい」
俺はバイクに乗り静かに発進させた
フオォォォーォォォォォ
ノーマルだけどステンレスの集合からいい音がした
「カッコいい~! うおぉぉ~!」
まだ仮ナンバーだったが、少し流して帰る事にした
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