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北上して行くと次第に標高の高いところへ来ていた
走っているとCBRのパワーが落ちている事に気付いていた、燃料が濃い感じの鈍い回転の上がり、何より排気音がやたらと野太い音に変わっていたからだ
昔のバイクはキャブレターだったから燃調が合わなくなるらしく、標高が高くなり空気が薄くなる為、燃料が濃いめになってあんな排気音になるらしい
そして八幡平アスピーテラインの料金所まで来た、流石にまだ積雪がかなりある、料金を払い初のアスピーテラインだ
勾配がキツく少し走ると高い木々が無くなり視界が開けた、冷たい風が吹き付ける
「おおっ!凄い!」
キツいコーナーの外側に岩手山が見える、更に走ると積雪が一気に増えやがて雪の壁になった
2メートル、3メートルとあっと言う間に高くなっていった
俺たちはその雪壁の溝の中を満足しながら登って行った
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