憧れのバイクとの出会い

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憂は二年からクラスが一緒、田舎から電車で通っている 何人かの車持ちの彼氏と付き合ってきた様で クラウンだのクレスタだのってよく話していたのを耳にしている 当時の俺の学校は商業高校、圧倒的に女が多く、まだ土曜日も昼まで授業があった 土曜日になると、当時週休二日制が社会人にあったか?は知らないがうちの学校の前に車がワンサカ集まってくる マークツー、クレスタ、チェイサー、クラウン、プレリュード、スカイライン みんな女をさらって行く 憂はたぶん彼氏だろう?クレスタに乗っていく まあ年上と付き合ってるんだろうから当然エッチはしているんだろうなって思ってた 「チクショーあいつらヤリまくってんだろ~」 結局みんな「車持ちの彼氏」が流行りだった、俺はフラれてばかりで相手にもされなかったし、俺は「バイクあればいい」ってそう思っていた 俺はずっと彼女が居ない、高一の秋に彼女と別れてから高二に二度の失恋をした 「でもバイクあればって」 いつの間にかそう思うようになっていた バイクに乗ってる時って、嫌な事も忘れて前向きになれた、排気音、風、スピード、一体感、何故だか解らないけど不思議とそうなっていた
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