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サツキ「行ってきます!!(パンッ!!)」
2年前にこの世を去った母の仏壇に手を合わせた私は、これまでの人生をふと思い返してみた
年に数回の引越し…
勿論、友達など出来るはずの無い悲しい毎日…
残る唯一の肉親である父も海外勤務が決まり、この春からは実質一人暮らし+愛犬マチ
でももう寂しいなんて言ってられない…
(´∀`)華の女子高生だからね☆
が、高校と言っても過剰に心配した父が親友の経営する学園に許可も無く裏口入学させてしまったという訳だ
校則は4つ…、
制服は着用自由…
“ほぼ”全寮制…
父の話では、選ばれた金持ち武将(←?)しか入れない格式の高い学園らしい…
上手く行けばイケメンボンボンぼっちゃんと甘々の学生活を・・・
純粋無垢な私はこの時まだそう思っていた…
サツキ「ここかぁ・・・」
大きく聳え立つ校舎…
(。-ω-。)式まではまだ時間あるしちょっと探検でもしよっと♪
詰め込んだ胸のトキメキをルンルンに揺らしながら歩き始めた時だった・・・
《一パカラッ…パカラッ…一》
「どけィ!!どけぇィ!!!!」
(=ω=;)ん?
振り向こうとした時には時すでに遅し…
Σ(・д。ノノナッ何!!??
私は踏まれ…、そして飛ばされた・・・
朦朧とする意識の中、視線の先に映ったのは・・・
サツキ「・・・う…ま…?」
「痛かったか?ごめんな…」
サツキ「あ…うん、大丈夫…私こそごめ・・・えっ…?」
制服を叩きながら、迫りくる痛みと込み上げる怒りを押さえ立ち上がると、犯人は愛おしそうに馬を撫でていた…
・・・・・
・・・・・
・・・・・
(´゚Д゚`)プッチー…ン…
サツキ「Σマッ…!!オィ待て!!ナッ!?まずこっちだろ!?人間様を雑草の如く踏んだあげくホッケーの如く弾き飛ばして馬ァア!?!?(怒)」
「馬では無くアンジェリーナだ!!」
サツキ「・・・ジョリー…?」
「ジョリーではない!!!!すぇいぎだ!!(拳)」
(つД`)ダメだ!!コイツ馬鹿だ!!
それを最後に、私は意識を失った・・・
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