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それは突然だった。
どかっ
ナル「うぐっ・・・、くそ・・・イタチ・・・。・・・サスケ・・・すまねぇ・・・。」
一人で修行していたナルトは黒い生地に雲の様な柄のあるコートを来ている男に鳩尾を殴られ気絶した。
イタ「それは俺たちの問題だ。余計なものが関わるな・・・」
両目に写輪眼という眼を持ち、黒い綺麗な長い髪をなびかせてイタチは言い放った。
彼の額あてには自分の出身の里“木の葉の里”のシンボルマークに思いを絶つかのように横一線に切り裂いた大きな跡がある。
イタ「さあ、鬼鮫。こいつを連れてかえるぞ。」
キサ「はい、イタチさん。」
鬼鮫と呼ばれた男は2m近くの身長を持ち青っぽい肌に鮫をイメージした顔付きをしていて、“大刀 鮫肌”という大きな刀を所持している。
彼はイタチと同じ組織に属して、その組織の名前を
【暁】という。
カカ「ナルトー‼‼」
俺はナルトが奴らに拐われそうになっているのを見つけて叫んだ。
偶然俺は辺りを散歩していたのだ。
イタチは俺を見て
イタ「・・・カカシさん。」
低い声で言った。
キサ「カカシ?あのコピー忍者のカカシですか?」
鬼鮫は嬉しそうに言った。
カカ「イタチ・・・どういう事だ。」
俺はイタチよりも低い声で言った。
そして左目を隠している額あてに右手をかけた。
一気に上に上げて、紅い眼があらわれた。
しかし、俺には分かっていた。
こんな人気のない場所に暁のメンバー2人、ナルトはもうすでにイタチの手の中にある。
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・・・俺の力だけではナルトは取り返せない。・・・
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