ハジマリ

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『くっ・・・それどころかこのままでは俺もナルトも殺される・・・』 カカ「・・・・・・。」 ―――――――――――― ・・・ナルトは殺させやしない・・・ たとえ、俺の命に代えても・・・ ―――――――――――― 一度眼を瞑りそしてそっと開けた。 カカ「・・・・・俺も連れてけ。」 キンッ 俺は額あてを取り木の葉のシンボルマークに横一線、クナイで大きな傷を作った。 イタ・キサ「・・・⁉」 二人は目を見開いて、驚いた。 しかしすぐにその鋭い目付きで睨むように俺をみて、 イタ「・・・カカシさん、本気ですか?」 イタチはいつもの低い声で言った。 カカ「あぁ、本気だ‼」 そのコトバを聞くとイタチは俺に背を向けた。 そして、顔だけをこちらに向けて イタ「・・・ついてきてください」 紅い冷酷な眼が俺を見ていた。 キサ「イタチさん、いいんですか?こんないつにでも裏切るようなやつを仲間なんかにして・・・。」 鬼鮫がイタチに問掛けた。 イタ「本当に・・・いいんですね?」 イタチは鬼鮫の話しを無視して俺に言った。 こくっと首を縦に振り、俺は・・・暁に入ることを決心した。 キサ「イタチさん・・・」 イタチは鬼鮫に顔も向けず言い放った。 イタ「お前はあの人の力を知らない。」 鬼鮫はまだ何か言いたそうだったが、 イタ「・・・これ以上話すのはナンセンスだ。」 と、言われて黙るしかなかった。 俺は横一線に傷付けた額あてを左目を隠すようにつけて、イタチについていった。
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