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オレンジみたいな
夕日が
あたしの
特等席を照してる
いつもみたいに
学校が終わって
あなたは
いつものように
あたしを待ってる
自転車の後ろの
特等席を空けて
小走りで来る
あたしを
笑って
待ってくれる
他愛の無い話で
ふざけあったね
今は
いつもの場所に
あなたは
いない....
久しぶりに
あなたと
会って
また
特等席に
座った
本当は
少し
気付いてた
帰り道
少し
遠回り
してる
ことを...
特等席に
座れるのは
もう
終わりだと...
また
いつものように
学校が
始まる
いつもの場所に
目を向けても
あなたは
いない...
あたしは
久しぶりに
あの番号を
押した
呼び出し音が
途切れれば
懐かしい
あなたの声
「会いたいよ...」
「さようなら」と言えば
君の 傷は少しは
癒えるだろう
「会いたいよ...」と
泣いた声が
今も胸に
響いてる....
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