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「えっ………?」
突然のことに理解出来ずにいるシエル。
そんなシエルを見て、ヤヨイはもう一度、
「よかったら……」
と言って、紙を差し出す。
「あ、あの……わ、私でいいの………?」
絞り出すような声で問うシエルに対し、首肯で返事をするヤヨイ。
その返事を見た瞬間、シエルの表情が一変し、満面の笑みになった。
その可愛さに、クラスの大半の男子は心打たれたらしい………。
その男子の視線に気づいたのか、また顔を真っ赤に染めて俯くシエル。その行為に、男子たちはさらに舞い上がってしまい、男子は口々に、「おい…シェルウィ……だったか?ヤバくね?可愛すぎじゃね?」「何あの守ってあげたくなるような可愛さ!!」などと囁きあっていた。
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