第一章

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私たちはちゃんと 用事を言っておいたし 遅くなると言っておいた それ以前に 服を見れば 忘れていてもわかるはずなのに... 母はこのとき たった1人の 自分の親のお葬式に 行っていたのに こんなときにまで 嫌味を言うのか? 長くいたかったけど 早く帰らないといけないから 兄弟に謝って早く帰ってきたのに これでも遅いというのか? と思ったと言っていた いくら優しい母でも、 このときには はらわたが煮えくり返るくらいに 腹が立ったと言っていた
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