第一章

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私の父親はがんこで 男は絶対にキッチンに 立つなと教えこまれていた 私と妹はよく土日になると 親戚のおばあちゃんの家に 遊びにいっていた。 おばあちゃんは 私のことも可愛がってくれて 大好きだった。 でも母は家のことがあり 祖母がうるさいから 夜に家に帰った その時みた光景が 今でも忘れられないという... あれほど笑わない父が 祖母とキッチンに立って 楽しそうに料理を していたのだ 母がただいまと言っても 返事もせず 部屋に 入っていったら 『なんや 帰ってきたんか』 の一言だったらしい
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