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保健室の前を通りすぎた辺りで止まっていた春華は、二人の男子とでくわした。1人は体格ががっちりしている、しかも頭のよさそうな好青年。もう1人は決して背は低くはないが、2人並ぶと小さく見える、どこにでもいそうな普通の男子。
春華の目についたのは、普通の男子のほうだった。
(こ、こいつは!?まさか…。何故こんなところに…?)
勿論春華は彼に会うのは初めてだった。彼を知っていた訳でもない。ただそこには“宏人”という名の“違和感”があった。
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