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ウォォォォォォォォォォ
キィン
ザシュ！
「ウァァ」
大地を揺らす騒音
そこら中に漂う血の匂い
地面を埋め尽くさんばかりの死体の山
此処は戦場
幾人もの人間が入り交じり殺し合うその中で一際目立つ男がいた
漆黒の中に一筋の金色が鮮やかに入った髪
血で染まる真っ赤な刀身
身体は既に返り血で赤一色に染め上げられ何を着ていたかすらわからない
その男の名は黒羽
黒羽はある国に庸平として雇われ戦争に駆り出されていた
強い奴と闘えると思ってこの仕事を引き受けたが敵は雑魚ばかり退屈で仕様がない
いっそのこと裏切って味方の奴らと闘おうかな
味方にはけっこう強い奴がいたしおもしろい闘いができそうだ
返り血で身体を紅に染めた黒羽がそんなことを考えていると
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