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遠くから声がする。
「──ッたく おっせぇ空の奴!!!」
「もしかしてすっげぇブスで怖じ気付いてるとか?ww」
「でも罰ゲームだし、美人だったら意味ないじゃんΣΣ」
───ΣΣ
その声が聞こえたのか、その少年は急いで図書室を出た。
そのキスのことは少女はもちろん友達も知らない。
だって
[誰も居なかった]
って伝えたんだから。
──これは空という少年....いや。
[大内空]にとって、初めて本気で人に恋をした瞬間だった。
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