浮かんだ詩

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「羽根」 傷ついた僕の羽根広い集めて 傷ついた君の羽根暖めてあげるから 怖がらないで…泣かないで 今はただゆっくり眠ればいい 雨音が静かに濡らして 月明かりさえ届かず 暗い部屋で頬濡らして 唇噛み締めては傷ついて 夜空を見上げた瞳から 雨粒が頬を伝う 誰にも気付かれず 一人で泣かないで 傷ついた僕の羽根広い集めて 傷ついた君の羽根暖めてあげるから 怖がらないで…泣かないで 今はただゆっくり眠ればいい 目が覚めたらまた飛べるから 雷雨が君を濡らして 曇り空月を隠して 暗い部屋で頬濡らして 声にならない気持ちを 夜空を見上げながら 叫んだ気持ちさえ 気付かれなくても 一人で泣かないで 傷ついた僕の羽根広い集めて 傷ついた君の羽根暖めてあげるから 怖がらないで…泣かないで 今はただゆっくり眠ればいい 目が覚めたらまた飛べるから その羽根で何処までも飛べるから
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