浮かんだ詩

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[瞳] レンズに写る面影想い出 心に重なり淡く切なく あなたに繋がる星空も 彼方に遠く感じた感覚 消してしまいたい過去も 作り出した嘘の未来も 抱えて飛べたなら きっと繋いだ指先がほどけても 感触は消えないまま もっと繋いでいたかった指先は まだ熱をもったまま 記憶に残る笑顔に横顔 淡く切なく思い出す せめて同じ夜空の下 今は彼方に遠く感じた 残しておきたい過去も 不安を抱えた未来も 全てが叶うなら きっと繋いだ指先がほどけても 感触は消えないまま もっと繋いでいたかった指先は まだ熱をもったまま そっとほどけた赤い意図だとしても感情は消えないまま ずっと抱いていた笑顔で見つめた先には… 君のレンズに写ることなく 曇り空のもとただ君を紡ぐため 汚い手が君を汚さないように…
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