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後ろから何かの気配が
感じたので振り向いた。
振り向いた先には
顔一面に包帯を巻いた
燕尾服の男が立って居た
「A good evening dirty vampire!!!!」
オカマの様な声の包帯男はそう言うと
俺の方に包帯の腕を
鞭の様に構えて振り回し出した。
コイツを倒していかないと…
「来いよ。包帯男」
爪に神経を行き渡らせた。
長く…鋭く…血の様に紅い爪に変化した。
「あラ~厳ついお坊ちゃんネ。
アタシ、レディムスって言うノ。」
包帯男の両手が剣になった。
白い包帯が巻かれた剣…
どうって事無いと思って
長い爪を思いっ切り
剣に叩き付けた。
柔らかい剣だと思っていたけど意外に硬いもんだな…
ヒビが入ったくらいだ。
「男の癖して何でオカマみたいなんだ?」
「変化してみせようかしラ。
クスクスクスクスクスクス」
レディムスは剣に変化(くっ付いた)した手を放し
その両手で力強く包帯を取ると
ミイラの顔が現れた。
「女になってないぜ。」
と俺が言ったのを聞いて
レディムスはニヤリと笑った。
すると、体ごとたちまち
綺麗な日本人に変化した。
今の間に心臓を突いてやる…!
爪を思いっ切りレディムスの胸に刺した。
「ゴフッ。」
レディムスは血を吐いた。
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