神風舞人

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「はぁ?この人数で何言っちゃってるワケ?」 「オイ、あんなガキなんかにやられたのか?つか遣っちまっていい?」 「ケケケケ、この人数ならテメェもボコボコだぁ」 アレ北高の制服だよなぁ。 ったく、他校のクズ共まで増援しやがって、こんないたいけな少年をリンチかよ。 少年法に訴えますよアンタ達(笑)。 「はぁ・・・・・・」 残念な溜め息が吐き出される。 「なんだぁ?今頃泣いても許してやらねぇからなぁ。テメェにやられて俺達もメンツってモンがあるんだよ!」 「いや、違うよブサイク面・・・・」 「んっな!ブサ・・・・!」 「・・・・こんなベタな展開だったら月世界の美人な真祖。吸血鬼の姫君だったらどんだけサイコーだったかと嘆いてただけだ。・・・・・・・・ってナイフ持ってないけど俺・・・・」 「はぁ?・・・・何ワケわかんねぇこと言ってんだ!やっちまえ!!」 「第一、そっちから仕掛けておいて」 シュッ、 「メンツも」 バン、 「クソも」 ガス、 「ないでしょ?」 「っ、おいなんだよ!コイツ!」 「・・やべーよ!」 「全然効いてねぇ!」 鉄パイプや角材を握った不良に焦りが見える。 ただのポーカーフェイスなんだけどね☆ 「・・・・・・・・・・・・ん?痛いよ?」 「え、効いてる?」 「痛いってんだから効いてるんだよな・・・・・・」 「ゲヘヘヘ、遣っちまえ~」 うおっ~~っと、うろたえた3人が再び襲ってきたので流石に反撃しますか! 「正当防衛発動!目標が沈黙するまでずっと俺のターン!」 「まぁ!」「んっ!」「ゴゥッ!」 「が食べたかったのか?」と正義の鉄槌!
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