詩)揺れる足場。
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聞こえたのは、世界が崩れる音。 奇妙なまでに整った秩序が、 淡々と、優しく、確実に取り払われる。 瞳に移る景色は、心に何を映すのか。 ぼんやりとした輪郭。 こんなにも近いのに。 手を伸ばせばとどく けど、 すり抜けてしまう指先。 定義付けは嫌いか。 目を凝らす程、背景に溶け込む影。 視界を掠めた悪戯な笑み。 f 2009/03/30
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